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仲間のために命をかける

今日はずっと気になっていた長篠城址を見に行った。

 

私が唯一見てるドラマである大河「どうする家康」の舞台の一つであるが、同県に住んでいるとは言えこういった機会がないと見に行かないので

 

ちょうど残っていた夏休みを消化して見に行った。

 

長篠城址といえばなんといっても「鳥居強右衛門」である。

 

大河では岡崎体育が見事に演じたことで話題になったが、彼には日本版走れメロスという異名もついている。

 

なぜかというと

 

敵に攻められている中で援軍を徳川家康にお願いするべく、意を決して城を抜け出し、新城から岡崎までの距離を駆け抜けていくという現代では考えられないことをやってのけたからである。

 

最後は敵に捕まってしまうが、「助けは来る」と対岸から味方の陣に知らせ、最後は磔の刑で命を落とすという忠誠心に溢れた男である。

 

実際にその歴史の現場を見に行ったのだが、発達した現代でさえ新城は山々に囲まれており、ここから岡崎までを自分の足で向かうなんてこと、気が狂ってもしたくないと感じてしまうことであった。

 

そして特に私が感銘を受けているのが、「往復していること」である。

 

そのまま逃げ出すことももちろんできたと思うし、ましてやきちんと徳川家康のところまで達し、援軍要請までできているのだから、わざわざ危険と苦労をかけてまで新城まで戻ることもしなくても良いのでは?と思ってしまう。

現に道すがらで敵に捕まってしまっているから尚更である。

私なら間違いなくそうするが、そこがかつての人たちのすごいところである。

 

まさに仲間のために自分の命をかけるという、決して比喩的なことではないリアルな行動をやってのけるから、とんでもない時代と思いつつも、感心してしまう。

 

かつての新城にはリアル週刊少年ジャンプの世界が存在していた。