私の今の日課は、村上春樹の「騎士団長殺し」を聴くことである。
そう、読むではなく、聴くである。
以前からオーディオブックにはまっているので
耳から流れる物語を楽しんでいる。
もちろん、活字を目で追って楽しむ読書も大好きであるが、
耳で楽しむ読書も悪くない。
特にこの「騎士団長殺し」のような長編小説に関しては、耳で楽しむことをお勧めする。
AmazonのAudibleを使って聴いているが、そのナレーションを俳優の高橋一生さんがやっており、その声の演技も同時に楽しむことができる。
まるで小説を映像無しでドラマ化したかのような迫力とリアリティさを感じ取ることができ、より没頭することができる。
以前聞いた夏目漱石の「こころ」も非常に良かった。
きっと活字では退屈してしまいがちな場面も、不思議と音声なら集中して聞いていられるのも魅力のひとつである。
本を読みたいけど、読む暇が・・・と思っている人にはぜひ試してほしい。