私は頭痛持ちである。
そしてお酒があまり強くない。
ゆえにその日の体調によって、飲酒後にもれなく頭痛がやってくる。
ほんのりな痛みの時もあれば、
クレヨンしんちゃんのみさえよろしく、拳でこめかみをグリグリされているかのような激痛な時もある。
そのたびに「2度と酒なんか飲むか」と叫びたくなる気持ちになる。
が、人間はよくできてるのが次第にその感情は忘れていき、また美味しくお酒を飲もうとするから不思議である。
先日も、飲み会の直前でうっっすら頭痛&マイ常備薬(イブ)を切らしてるというフラグビンビンな状態で、カラオケまで堪能した結果、
過去最大クラスの頭痛との戦いが夜通し開催された。
何がつらいって横になることがもっとも地獄であることで、
全身の血液が頭にむけてものすごい勢いでさかのぼる感覚があり、そいつが私の頭に無限ヘッドバンキング(をしてる感覚)を引き起こすから寝れもしない。
結局、最終奥義のリバースカードを発動(要はゲロ)し、これまでの経験上そうすることでその瞬間は最高にキツイが、いくぶん和らぐことを知ってたので、結果何とか耐え凌ぐことができた。
私のように酒が強くないと二日酔いなるものがその日にやってくるので、それはそれで早くカタがついてありがたいのだが、
その分早めに戦線からの離脱を余儀なくされる。
「自分はまだ戦えます!」と心では思っていても身体がついていかない感覚。
神様ももう少しだけお酒を楽しむという能力を身につけさせてくれなかったのかなとよく考える。
そしてこの願いを叶えて欲しい飲み会の戦士たちはきっと少なくないはず。
顔も素性も知らない、同志たちよ。
今日も“空きっ腹にして挑まない”、“ヘパリーゼをしのばせる”といった技を駆使しながら
思う存分楽しもうではないか。