他人と腹を割ってしゃべる。
全てをさらけ出して相手と話す様であると、辞書には書いてある。
それはつまり、相手に自分の弱い部分や傷を負った部分を相手に打ち明けることで自分という存在が得体の知れたものであると相手に示す効果があると私は思う。
そうすれば、「この人はそんなことも打ち明けてくれるのか」と安心感を感じ、つい自らも同等の情報を交換しようと言う気になる。
人それぞれが抱える陰の部分を重ねることで、今まで以上に仲良くなれるから誠に不思議であり、人間らしい部分でもあるのかもしれない。
まさに先日、私の抱えるネガティブな話を相手に打ち明けたところ、思いもよらぬ暴露話をお返しにもらった経験があり、より相手に対しての印象が好転したのである。
人は一人では生きていけない、ことはないが、なんとなく一人でない方が生きやすいのはそういうことかもしれない。