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夫婦と料理

我が家では台所担当が私(30代男)になっている。

買い出しから料理はもちろん、日々のお弁当の作り置きも担当している。

 

これを周りの人に話すと、大抵は驚かれる。

そしてその次に放たれる言葉はこうだ。

 

「すごいね」

「えらいね」

「素敵な旦那さんだね」

「奥さんがうらやましい」

 

もちろん素直に褒められるのは嬉しいのだが、客観的に見るとどうも違和感がある。

 

この言葉たちの前に隠されているのは

結婚をしていながら、男性が、料理を担当している

といったものであるが、

 

この真ん中の「男性」を「女性」に置き換えると、

おそらくではあるが私が普段かけられるような言葉は少ないのではないだろうか。

 

ここから日本の夫婦においては、家庭料理は女性が作るものというのはイメージだけでなく実態としてもそうなんだろうなと伺い知ることができる。

 

とはいえ、じゃあいきなり世の中の夫が「よし、今日から晩ごはんは私が作るぞ」と言われても、それはそれで奥さまたちが困った顔をする気もする。

 

「どうせ自分が作りたいものだけ作る」

「汚して片付けるのは私なのに」

「こちらのペースが乱れる」

 

どれもおっしゃる通りである。

 

でも夫婦生活において家で作って食べる料理は非常に重要な役割を担っていると感じる。

作った側は相手のことを想い、作ってもらった側は感謝の気持ちを忘れずに、それぞれがお互いを思いやることでより一層、夫婦の仲が深まるのではないだろうか。

 

綺麗事に聞こえるかもしれないが、事実、夫婦の関係は綺麗にしておきたいし、初めからそんなことと決めつけてしまうなら、結婚なんてしなければいいと思う。

 

どちらかが不満や苦痛を強いられるようなものとならないように。

 

楽しく、夫婦で暮らしたい。